個人的満足を得るための資格の価値

資格には様々な側面がある。特定の職業に就くために必要とされるものや、必ず要るわけではないがあれば雇用条件等で優遇されるもの、単に個人的満足を得るためのものなど、一口に資格といってもその実態は多岐に渡る。
もしかしたら資格と聞いただけで途端に自分とは縁遠いものと感じる人も多いかもしれないが、実は身近なところでは自動車の運転免許もその一例であり、ほとんどの人が資格と何らかの形で関わって生きているといえる。
さて、ここで問題となるのが、果たして有用な資格だけを取るべきか否かということである。有用なとは、有り体に言えば社会的に生きていくために必要なという意味だ。しかしそれは個人的満足を得るために取る資格には意味がないと考える人の立場から主張されるものであり、一時期大流行したご当地検定などを真っ向から否定するものとなる。そして、実は意外とそう考えている人は少なくないということは、ご当地検定ブームが下火になってからの様子を見れば一目瞭然だろう。
もちろん、生きていくためには必要のない資格なんて取らないという考え方は至極真っ当で合理的だ。先程はご当地検定を例に出したが、それ以外にも世の中には様々な資格に満ちあふれており、自分の目指すものと関係のない資格なんて必要ないと考える人がいてもそれは当然だろう。
しかし、ここで私が思うのは無駄を楽しむ精神があってもいいのではないかということだ。現代には無駄を楽しむことがまるで禁忌のような扱いだが、必ずしもそうではない。資格を取るための勉強やそのために費やした時間はそのまま自分の財産になる。そして、それは決して無駄とは言い難いものだろう。

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